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映画「ぼくと魔法の言葉たち」

映画鑑賞が趣味だという方も多いのではないでしょうか。
映画は観始めると、どんどん観たい映画が目に止まるようになります。

次はあれを観よう。
これも観たい。

観たいものリストがどんどん増えてゆきます。

今日は「ぼくと魔法の言葉たち」(Life, Animated、2016年、アメリカ)というドキュメンタリー映画についてご紹介してみたいと思います。

主人公のオーウェン君は2歳の時、自閉症により言葉を失い、6歳まで誰ともコミュニケーションが取れなくなります。

失意にくれながら、何としてでもオーウェン君を救い出すと決意する両親は、
ある時オーウェン君がもごもごと発している言葉の意味を理解します。

そして、それ以降、オーウェン君と会話ができるようになるのです。

映画では、主に、オーウェン君が高校を卒業し、
自立してゆくプロセスについて描写されています。

内容の詳細については、作品にゆだねるとして、
作品を通して強く気づかされたことについて記してみます。

それは、オーウェン君のお兄さんであるウォルトさんの以下のような言葉でした。

(自分の)誕生日がくるたびに不安になる。
いずれ両親はいなくなる。
そうなった時、弟には僕しかいない。

臨床場面でたくさんの子どもたちや保護者の方、
教職員や医療関係者、行政の方々などとご一緒しています。

ご本人や保護者、サポートする方々のお気持ちやお話などを伺う機会はとても多くあります。

しかし、ご兄弟のお気持ちやお話は今までどれほど聴くことができたでしょう。

映画を通し、臨床場面でどこか気になりながら、
十分に関われていなかった方々の存在に気づかされました。

趣味から得られるものは計り知れません。
リラックスした時間や感動、笑い、涙、そして深い気づきなどなどです。

コーチングでは、クライアントさんへ
「趣味はなんですか?」
と訊ねることが多々あります。

それは、人はリラックスしている時にもっとも脳が活性し、
いいアイディアが浮かんだり気づきを得るといった特質を用いているためです。

何か行き詰まったり、さらなる飛躍を求める時、
映画であれ何であれ、趣味の時間を大切にすることをオススメいたします。
深い洞察を得るきっかけとなることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

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