23Mar
先日下北沢にあるBEAR POND ESPESSOという珈琲屋さんへ連れて行って頂きました。
「コーヒーの人」(フィルムアート社、2015)の著者の一人である
田中勝幸さんのいる世界です。
なんとなくお店の中に入る前
ドキドキ
しました。
一人で来ていたら
もしかしたら
お店の中に入ることが出来ずに帰ってきてしまっていたかもしれません。
それくらい何か結界のような
超えてよいだろうかどうだろうかという感覚になる
一線のようなものを無意識の内に感じたのかもしれません。
数日経っても残る余韻。
これは一体何だろう・・・
そんな余韻に導かれ、もう一度本を手に取ってみました。
「僕が人生で最も大切にしていることは、自分のタレントーつまり才能を見つけることだと思っているんです。誰にでも生まれてきた意味はある。その人自身の才能が必ずあると思っているんです。それを見つけるのが人生の意味だと思っている」
「一番怖いのは、自分のパッションがなくなること」
「パッションがなくなった時は、それは完璧な死だと思う」
「コーヒー・ピープル・ハフ・トゥ・ビー・セクシー」
「格好良く生きようぜ」
田中勝幸さんの文章を読み直し、お店の前で感じたあの身が引き締まるような感覚の意味がなんとなく分かったような気がします。
誰に何と言われようと、貫く哲学がある方はとても魅力的です。
いくつになっても、ご自分の中に宿るパッションを大切にどこまでも格好良く生きる。
本当にステキですね!
頂いたコーヒーは、まさにパッション、パンチを感じるコーヒーでした。