20Oct
苫米地英人氏の著書に、『図解「目標達成」「仕事」「人間関係」「勉強」「お金」「恋愛」に効く! TPIEプログラム コンフォートゾーンの作り方』(フォレスト出版、2010)というものがあります。
この本では、苫米地英人氏とルー・タイス氏が開発した能力開発プログラムである「TPIEプログラム」の内容が詳しく紹介されています。
知っているか、知らないかで、私たちの人生を大きく変えてしまう知識がたくさん詰まっている書籍です。
読んだことのある方にとっても、まだ読まれたことのない方にとっても、とても役立つ知識が記されているため、少しシリーズで本ブログにて紹介したいと考えました。
以下、書籍より少し引用いたします。
「Prologue 脳科学と心理学の世界的権威たちの頭脳が監修した能力開発プログラムTPIEとは?
◎すべての人が持つコンフォートゾーンとは?
ところで本書のタイトルにもなっているコンフォートゾーンとはなんでしょうか?
実は、あなたも今、コンフォートゾーンの中で生きています。
もしも、あなたが年収500万円なら、あなたのコンフォートゾーンは年収500万円のところにあるのです。
くわしくは後で説明しますが、コンフォートゾーンを年収1億円のところに持っていけば、あなたも年収1億円が可能になるのです。
つまり、あなたが現状から抜け出すためには、今のコンフォートゾーンを変える必要があるのです。
コンフォートゾーンが年収500万円のうちは、目の前に年収1億円のチャンスがきても、気づくことができないのです」(P1‐2)
コンフォートゾーンという考え方は、とても重要です。
このことを知っているかいないかで、現実は大きく変わります。
私も、初めてこの概念を知った時、なるほど…とうなってしまいました。
コンフォートゾーンという概念を知ることで、それまで臨床場面で様々ご一緒してきたクライアントさんたちの問題がどこにあるのかが一気にクリアとなったのでした。
例えば、不登校のお子さんのケースです。
不登校のお子さんにとってのコンフォートゾーンは、お家であったり、別室(カウンセラー室や相談室、保健室など)です。
学校へ行けない、教室へ行けないという問題で困っている子どもにとって、なぜ学校や教室へ行けないかというと、学校や教室がコンフォートゾーンではないためです。
学校へ行きたいけれど行けない。
教室でみんなと勉強したいけれど行けない。
この問題をどうサポートし、具体的に困っている子どもたちの力となることが出来るのか。
それは、その子にとって行きたい場所である学校や教室が、コンフォートゾーンとなるよう援助すればよいのだ!!と、コンフォートゾーンという考え方と出会うことにより明確となりました。
書籍に例示されている年収についても、仕事における営業成績についても、テストの点数についても、ゴルフのスコアについても、恋愛についても、どのようなケースにおいても、行きたい場所やありたい状態がコンフォートゾーンとなれば、勝手にコンフォートゾーンへ移行してしまうというのが、TPIEで提示されている内容です。
具体的にどうしたらよいのか?
それも本書籍の中でどんどん展開されてゆきます。
次回は<Unit1 TPIEの世界へ>について、読み進めてまいりましょう。