28Mar
とてもステキな大島紬を織り上げる女性作家
南愛子さんから伺ったお話です。
本場奄美大島紬は
作家さんによっては蚕を飼うところから始まり以下のような気の遠くなる大工程を経て
一反の織物が生まれます。
「①図案作成・糸の準備
原図やイメージを元に方眼紙に柄の設計を行います。昔は一点一点ペンで設計図を書いていましたが、現在は大島紬の図案用のパソコンソフトを使って設計をするのが主流となっています。
この時点でどれだけの糸が必要か計算し、糸の用意をします。
②糸くり・整経
絹糸を小さな枠に巻き取ります。
設計図に合わせ、タテ糸とヨコ糸を決められた長さと本数を整経していきます。
③のりはり
天気の良い日に整経したタテ糸とヨコ糸を別々に、いぎす(海藻糊)で固め、日光で十分に乾燥させます。次の工程のしめばたまでにさらに乾燥させます。
④しめばた
絣の模様を作る工程。
最後のはたおり機よりも一回り大きな機で、図案に合わせながら木綿糸で絹糸を強く織り締めていきます。
⑤染色(テーチ木染め・泥染め)
タンニン成分の多いテーチ木(車輪梅)を大きな釜で24~30時間くらい煮た汁に絹糸を入れてもみこみ、液を変えて何十回も繰り返し染めます。
乾燥の後、泥田で染めるとテーチ木のタンニンと泥田の鉄分を化学反応をおこします。
さらにテーチ木染めと泥染めを繰り返し染めます。
⑥準備加工
一言で準備加工といっても様々な工程があり、色を差したり綿糸をほどいたりして絣糸を作っていきます。同時に無地の糸の準備も行っていきます。
目破り、すりこみ、ばらさき、あげわく、仕上げなどの工程があります。
⑦はたおり
「高ばた」という手織り用のはたで、織り、7cmほど織ると、たて糸をゆるめ、1本1本丁寧に模様を合わせます。
柄や人によりますが、1反約12,5mを約1月ほどかけて織りあげます。
⑧製品検査
本場大島紬共同組合にて幅や長さをはじめ、色ムラや絣の不揃いなど20項目にも及ぶ厳しい検査を受け、合格をして左の地球印が貼られて初めて製品として認められます。
⑨反物・製品
泥大島・色大島他マルキ(タテ絣の本数)などで価格は様々ですが、反物から着物はもちろん洋装や小物など多種多様の製品ができあがります。」
http://www4.synapse.ne.jp/yumeori/seizoukoutei.html
実際に愛子先生が作品を作られてい奄美大島にある
「夢織りの郷」
http://www4.synapse.ne.jp/yumeori/
へ伺いその工程を見せて頂きました。
まさに上記①から⑨の工程を目の当たりにしたのですが
それはそれは手間ひまかかる驚くばかりのお仕事
まさに奇蹟の証、神業です。
糸一本の色の染まり具合が悪くてもイメージ通りの作品とはなりません。
糸一本を染める過程も実際に染料、泥田などを見せて頂くと
この泥の色からどうして染め上がった時に現れる色がイメージ出来るのだろう・・・と
思わず気絶しそうになりました。
愛子先生曰く
どの作品も
イメージした通りの作品となって目の前に現れるのだそうです。
大変な工程を経て織り上がった大島紬はまさに愛子先生のイメージ通り。
「はい。そうです。私がイメージした作品はまさにこれです」
すごいお話だと感嘆いたします。
伺ったお話はまさにコーチングプリンシパル
「I×V=R(Imagination×Vividness=Reality)(想像力×鮮明さ=現実)」
そのものです。
まずなにより
イメージが大切であり
イメージをしっかりと鮮明に感じ
イメージが現実となる。
愛子先生の作品のお着物を着るたびに
公式「I×V=R(Imagination×Vividness=Reality)(想像力×鮮明さ=現実)」
の威力をとてもリアルに感じます。
愛子先生はまさに「I×V=R」を実現する力を得
それが当たり前の世界を生きていらっしゃる
とてもステキでとても魅力的
強くて優しくて暖かい
とってもチャーミングな作家さんです。
***パーソナルコーチング6ヶ月コースを行っています***
みなさまもぜひ6ヶ月間のパーソナルコーチングを通し
公式「I×V=R(Imagination×Vividness=Reality)(想像力×鮮明さ=現実)」
の力を得、イメージをどんどん物理世界で具現化して下さい。
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