20Apr
<都立高校での講演会>
先日、「パワーアップハイスクール」指定校の1つである都立久留米西高等学校の先生よりご依頼を頂き、
田島大輔さんが全校生徒さんを対象に認知科学に関する講演会を行いました。
<オリンピックへ向けての東京都の取り組み>
東京都ではオリンピック2020大会に向け、
開催都市にふさわしい、運動・スポーツに親しむ元気な児童・生徒を育成するために、
「アクティブプラン to 2020-総合的な子供の基礎体力向上方策(第3次推進計画)-」に基づき、
全校で体力向上に係る目標や、具体的な取組内容を定めた 計画を作成して取り組むなど、
子供たち一人一人の基礎体力の向上を図っています。
その一環として、高等学校では「パワーアップハイスクール」が指定され、
運動が苦手な生徒や運動嫌いな生徒の体力向上に向けた具体的な取組を実践するとともに、
成果を他校に発信して高校生の体力の底上げを図る事業が行われています。
(参照:東京都教育委員会02-01ビジョンの基本的考え方http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/administration/action_and_budget/action/action_and_budget/files/principal_affairs2018/03_shuyoushisaku_05.pdf)
今回ご依頼頂いた高等学校は、この「パワーアップハイスクール」の指定校であり、
外部講師を招いて年に数回研修会を行っている高校でした。
<パフォーマンスを高めるための「脳と心」の使い方>
今回外部講師として招かれた田島大輔さんは、
「パフォーマンスを高めるための「脳と心」の使い方」というタイトルで全校生徒さんへお話をしました。
開催されたのは始業して間もない、4月12日。
新年度スタートというタイミングで、ぜひあらゆるパフォーマンスにつながる脳と心についてお話をしてほしいというご担当者の先生からの強いご要望で実現した講演会でした。
脳と心の仕組みについて知り、脳と心の使い方を身につけるということは、
単に体力向上につながるだけではなく、人間関係や勉学といったパフォーマンスにも効いてくることです。
生徒さんはもちろんのこと、一緒にお話を聴かれていた先生方が熱心にメモを取られていたことがとても印象的に残る機会でした。
<こういった話が聞けて本当によかったです>
講演会終了後、講師控え室へ向かう私を引き止めるように話しかけて来てくださった先生がいます。
その先生は、ノートを胸に抱えながら、
「今回こういったお話が聞けて本当によかったです。
いつも生徒たちに、イメージすることが大事だと話しています。
脳科学の観点からイメージすることの大切さについて話してもらい、
これからますます伝えて行こうと思いました。
前任校でも話してもらいたいと思いました。
こういった話が他の学校でも聞けるといいですね。
大切な活動ですね。
今日はどうもありがとうございました」
かつて学校で長い間スクールカウンセラーとして働いていた私は、
その先生との出会い、その先生からいただいた言葉に、
とても胸が熱くなりました。
<夢の実現>
スクールカウンセラーとして以前7年間勤めていた学校の校訓は、
「夢の実現」でした。
学校へ行く度、校長先生にお話を伺いに校長室へゆきました。
その度目に入る、大きな書で書かれた「夢の実現」という額。
全校生徒さんが集まる体育館に大きく掲げられていた「夢の実現」という文字。
学校だよりや校長先生のお話の際にいつも出てくる「夢の実現」という言葉。
かつて学校が職場であり、「夢の実現」という言葉に囲まれながら過ごした私の中から生まれた夢。
勤務校だけでなく、日本中、そして世界中の子どもたちが、
脳や心のことについて知り、毎日幸せに生きている。
4月12日久留米西高等学校で起きたことは、これからますます全国各地のあらゆる学校で起こってくることでしょう。
パフォーマンスを高め、
講演会のお問合せ・ご連絡先→ http://www.