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【映画】ニュー・シネマ・パラダイス

一番好きな映画は、
「『ニュー・シネマ・パラダイス』です」
と教えてくださる方がいました。

1988年公開のイタリア映画(ジュゼッペ・トルナトーレ監督)です。
「バベットの晩餐会」と同時期のヨーロッパ映画です。

映画をご覧になったことのない方も、
エンニオ・モリコーネさん作曲の音楽を聴くと、
この曲知っていると思われる方も多いことでしょう。

「ニュー・シネマ・パラダイス」の映画音楽は、
今でもカフェやレストラン、街中などでよく聴きます。

「ニュー・シネマ・パラダイス」と伺い、
思い浮かぶことがありました。
それは、劇場公開版と完全版の2作品があるということです。

初めて劇場公開版を観たとき、
主人公である幼少期のトトがとてもかわいくて、
また、サウンドトラックがとても美しくて、
忘れられない映画となりました。

その後完全版があると知り、
完全版も観ました。

驚くことに、
完全版には、
劇場公開版には含まれていないシーンが存在していました。

もちろん、劇場公開版と完全版の2つがあるということは、
両者には違いがあるということはわかります。

しかし、あるシーンが入ることで、
2つの作品がこんなにも違うもののように感じられるとは、
思ってもみませんでした。

確かに、
なにか新しい情報や部分、シーンやピースが入ることで、
全体は変化します。

例えば、
「あいうえお」
というひとかたまりの中に、
アルファベットのAが1つ入ったとします。
「あいうえおA」

「あいうえお」は、「日本語のひらがな」であるといえますが、
「あいうえおA」は、「日本語のひらがな」とはいえなくなります。
「あいうえおA」は、「文字」など、もう1段抽象度の高いところでくくられる必要がでてきます。

「あいうえお」=「日本語のひらがな」
「あいうえおA」=「文字」

随分変化します。

「ニュー・シネマ・パラダイス」について改めて考える機会をいただき感じたこと、
それは、

私達が認識している世界はほんの一部であり、
世界はもっともっと広く、
可能性はどこまでも拓かれている

ということでした。

新しい情報やピース、シーンや未来像が加わる、あるいは加わえることで、
世界はいかようにでも変わるし、変えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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