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誰かのためにだからこそ出来ること

自分自身のためにであればやらないなと思うことがたくさんあります。

本日の朝日新聞朝刊、折々のことば(鷲田清一)にも以下の言葉が紹介されていました。

「ひとは自分が思っているほど、自分のために生きているわけではない 平川克美

父親の介護を続けるなかで、慣れない調理に苦労し、やがてそれが楽しみにすらなったのに、

父が逝くと、とたんに料理をする気が失せた。

自分だけのために調理をするのが面倒になった。

自分がここにあることの意味は他者から贈られる」

私たちは決して一人で生きているのではないことを日々日々実感いたします。

コーチングでは、まずゴールありきです。

ゴールから見てどうであるのかという視点ですべての事象をとらえます。

それゆえ、ゴールを正しく設定することが出来れば、迷うこともないですし、心煩わされることもないですし、物事がとてもシンプルになります。

ただ、ふと思いました。

ゴールも誰かとの関係の中で生まれてくるものが多いにあるのではないかということを。

ゆえに、ある対象を失うと、今までゴールであったことへのエネルギーが一気に失われてしまうこともあるでしょう。

人はそもそも自分自身のために生きているのではなく、誰かのためになることによろこびを感じて生きているのだと思います。

そういう視点から見ると、人はもともととても抽象度高い視点を持って生まれてきている存在なのだと感じました。

利己的ではなく、利他的である。

元祖コーチであるルー・タイス氏がとても大切にされていた視点です。

 

 

 

 

 

 

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