19Aug
夏休み。
子どもたちが兄弟姉妹とともに夏休みを楽しく過ごしている姿と出会います。
とても可愛い小学生低学年くらいの男の子がお母さんと弟君と一緒に美味しそうにアイスクリームを食べていました。
いろいろ考え事をしながら、なんとなくぼーっと男の子たちのことを見ていると
男の子はお母さんやおむつをつけた弟君といろいろお話をしています。
なんとなくぼーっと会話する声も聴こえてきます。
ニコニコしていた男の子が急に
「ほら、やっぱりね。ママは〇〇ちゃんのことが好きなんだ」
とすねた声で叫びました。
「そんなことないでしょ」とお母さん。
「ううん。ママはいつもそう」
その後も、会話は続きます。
「はいはい。もうわかったから、早く食べちゃって」
男の子はテーブルの上に両手を組み、その腕の中に頭をうつ伏せてしまいました。
不満そうに足が動いています。
「ほら、やっぱりね。ママは〇〇ちゃんのことが好きなんだ」
男の子たちと別れた後も、なんとなくその言葉が私の中に残りました。
「ほら、やっぱりね」
男の子の中で、ある1つの自己イメージが出来上がり、信念が形成され、
情動記憶が無意識の中に蓄積されないようにと切に願いました。
大丈夫、と心の中で男の子に声をかけていました。
いかに普段何気なく使っている言葉が大切であるか。
その人の中にある自己イメージがいかに重要であるか。
その人の中にある信念や情動記憶がいかにパフォーマンスに影響を与えるのか。
私たちが学び・実践し・伝えている最新の認知科学に基づく脳の機能について理解することは、
大切な子どもたちの能力を最大限発揮する上とても有効です。
コーチングで伝えている理論を理解することは、
子どもたちの無限の可能性を開く1つの大きな突破口となります。